この流れに沿った道は地元の人のさん歩道でもあるが、春ここを歩くと、若葉がまぶしく、多くの人に春の息吹の感動と憩いを与えてくれる。
今日この道を歩いて見て‘オヤ’と気が付いたのは、この川辺に少数ではあるが、代表的彼岸花の曼珠沙華が植えられていた。昨年は見なかったように思うが。
ただ、これらの曼珠沙華は、その周りの草がきれいに刈られていて、曼珠沙華の朱の美しさは目立ったのだが、何か物足りなさを感じた。
それは、埼玉高麗(日高市)の巾着田の性だと直ぐに気が付いた。高麗の巾着田は、曼珠沙華が日本一群生する場所と言われる。
余談ではあるが、巾着田にはもう一つ、高麗川に架かる91mと日本一長い、木製トラス構造の歩行専用橋があり一見に値します。
さて、ここ巾着田曼珠沙華の群生の規模とは比較すべくも無いが、その物足りなさは、群生の弱さであろう。
曼珠沙華群生とその規模の大きさ及びそれを支える雑草の緑が、より強い朱色の印象を与えるのであろう。
光と影の美しさが共に他を引き立せ、よりその姿が美しくしている。